超越瞑想(TM)は様々な分野で科学的研究が進んでいます。
1940年くらいから禅の高僧やヨガの行者などを対象に脳波の研究がされていました。しかし、対象者は数も少なく、研究に協力してもらうのも大変です。
ところがTMを学んだ人は初心者でもそのような脳波が計測されたのです。そのために1970年代から急速に研究が進みました。
特に1970年に「超越瞑想の生理的効果」としてアメリカの「サイエンティフィック・アメリカン」誌に発表されたロバート・キース・ワレスの論文がTMの意識について言及された初めてのものです。
その後も次々と補足されながら「サイエンス」など他の専門誌にも掲載されていきました。
また、脳波の研究だけでなく、健康、人間関係、社会についての研究も数多くなされています。
最近では Cardiovascular Quality and Outcomes 5:750-758,2012 に掲載された
Effect of Transcendental Meditation Program on Dath, Heart Attack and Stroke
という研究があります。
これは、「超越瞑想を規則的に実践している者は、健康教育のクラスに5年以上参加している者と比較して、心臓発作や脳卒中を起こしたり、何らかの原因で死亡する率が48パーセント低いことがわかった」というものです。
この学術誌Cardiovascular Quality and Outcomesは、インパクトファクターと呼ばれる他紙への引用数が5.906であり、非常に高いレベルの研究結果です。
研究結果は少し専門的なのでややわかりにくいかもしれませんが、専門家の方には、大変信頼のおける研究だというのはお分かりいただけることと思います。
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