環境を活用する

何か悪いことがふりかかるとよく「バチが当たった」のような言い方をすることがありますが、そんなことはあるのでしょうか?


仏教でいうところの「業(ごう)=カルマ」であり、「蒔いた種は刈り取らねばならない」という原則です。つまり自分の思ったこと、行動したことはすべて自分に戻ってくるということです。でもこれは悪いことだけではありません。良いことをすれば良いことが戻って来ます。


これは宗教でも、哲学でも、道徳でもでもなくただの物理的な法則、作用反作用の法則です。壁をある力で押せば壁から同じ力で押し返されます。これと同じことが起こっているだけです。


湖に石を投げ込めば、波紋が広がり、湖畔まで届きます。そしてそれがまた湖畔にぶつかって湖に波が戻ります。それが少し大きな規模で起きているだけのことです。


「超越瞑想」の「環境を最大限に活用する方法」の中でマハリシは

「自分の意図に関係なく環境が作られるのは、カルマの法則によるものです。また、過去の行動の結果は現在の意図によって補足されるため、過去と現在が組み合わされた結果です。」と述べています。


また、「何か楽しいことがある場合それは自分の過去の行動の結果であり、その逆の場合も同様です。・・・自然法則を欺くことはできません。反作用は必ずやってきます。」

「もし、最大の援助を受けたいと思うなら、与える態度を持っていなくてはなりません。受けたいと思うなら与えよ、というのが自然の法則です。」

「ある人に対して心をひらけば、その人もあなたに心を開きます。誰かの愛を得たいと思ったらその人に愛を与えることです。

親切で同情的な態度を得たいと思ったら、親切にして同情することです。慰められたかったら、自分から慰めることが必要です。

他人から賞賛されたかったら、人々に対する賞賛の気持ちを表すようにするべきです。真心で人に与えるなら、何倍もの報いを得ることでしょう。」

とも述べています。


つまり「与えようとする姿勢に比例して受け取る」ということです。


瞑想を始めるとストレスや緊張が取れて、心が落ち着きます。すると自然と人に対しても優しく接することができるようになります。

努力なく人に与えることができる方法であるTMをぜひ試してみていただきたいです。

マハリシ総合教育研究所  ひばりヶ丘で瞑想を学ぶ

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