落ち込みと立ち直りTMする以前は365日のうち335日くらい落ち込んでいました。落ち込むとなにもできなくなって、起きているのも寝ているのもいや。生きるのも死ぬのも面倒という、なんともいける屍のような状態です。今から思うとただ、疲れていたのかなーと思います。こんなとき何をしていたかというと、休日一人で狭い部屋にいるとますます落ち込むので、近くの喫茶店(カフェではなく)へ行ったり、図書館へ出かけたりしていました。落ち込んでいるときに気軽な本は読めません。ドストエフスキーの「罪と罰」とか、トルストイの「アンナカレーニナ」などです。それから十冊以上本を読んで、最終的にユーモアたっぷりのエッセイを読めるようになると落ち込みから抜け出しています。当時は本の中の登...05Aug2018読書TM徒然
ベルサイユのばら言わずと知れた池田理代子先生の代表的な漫画です。週刊マーガレットの連載から、映画、アニメ、宝塚まで、同時代を生きたバリバリのベルばら世代ですが初めて全巻を読みました。今頃?って感じですね。最後の2巻は涙無しには読めない・・。オスカル、アンドレ、マリーアントワネットの運命が過酷すぎます。バスチーユに民衆が向かっていくシーンはまさに時代の空気、民衆の集合意識を感じます。時代はリーダーだけでなく民衆の意識でも動いているんですね。もっと調和と平和な意識で世界が満たされたらいいなーと考えながら本を読み終えました。18Nov2017読書
心の内側を探検する心に関する本をよく読みます。今回読んだのは「自閉症の僕が跳びはねる理由」(東田直樹著)、何年か前に話題になった本です。著者は自閉症でうまく言葉を発することができません。しかし、独自の文字盤あるいはパソコンで自分の内側を表現しています。この本を著者が書いたのは13歳のとき。何を考え、何を感じているかがとてもよくわかります。はじめは、自閉症の方が(あくまでも著者の体験ですが)なにを感じているのかということが知りたくて読み始めたのですが、読み進めるうちに、「あーこういう風に感じることって誰にでもあるなー」と思いました。そして次第に他の人との接し方について考えさせられます。最後にはまるで自分の内側を探検するような気持にもなりました。というの...02Oct2017読書